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  スキャン対策としての部分暗号化
     PROSERPINE AntiScan


  フリーメール(多くはWebメール)では、 ターゲット広告配信の目的で、メールの内容がスキャンされることがあります。
私信は解析され、多くの場合、その情報は蓄積されます。

  日々のさりげないメールでも、何十件、何百件と蓄積し、その情報を解析すれば 個人的な趣味・思考から、収入・社会的地位、交友関係・商取引関係、政治的思想傾向 までをかなり高い確度で推測するのに 十分な資料となります。
これらの綿密に調査した個人情報を、全て 広告業者でマーケティング情報として利用するというのが フリーメールのビジネスモデルとなっています。

2004年4月に、Googleがこうした私信を解析するシステムを組み込んだ Gmail のサービスを始めたときに、 世界中のプライバシー団体から非難され、公開書簡が送付されたように、 多くの識者はこれを 望ましくないアイデア(いわゆる、プライバシーを盗めなければ成立しないビジネスモデル) と判断しています。

こうしたシステムは、
 (1) 私信が解析された上に広告が挿入されること、
 (2) 保存されたメールが後に再び読まれるときにも同じように私信が解析されること、
 (3) 挿入される広告が第三者の広告主によるものであること
などの点で、 迷惑メールを削除するためにメールをスキャンすることと 根本的な違いがあります。

  このマーケティング目的でのスキャンを 「気持ち悪い」 と感じる場合は、「プロセルピナ」の 部分暗号化機能 を使用して、メッセージを簡単に暗号化しておくとよいでしょう。
暗号化されていると、機械的にスキャンしようとしても、 その内容が解析されることはありません。
  暗号化されたメッセージは 「プロセルピナ」でメールを受信するときはもちろん、 Webブラウザや他のメールで受信した場合でも 「プロセルピナ」にコピー&ペーストすることで解読することができます。

  単純にスキャンを防止できればいい場合は、暗号化に使用した鍵をメッセージ本文やメールヘッダに 直接メモしておいてもかまいません (暗号をデコードしてまでのスキャンは行われないでしょう)。

 

ポイントは手軽さ


「プロセルピナ」の部分暗号化は、キーワードを入れるだけの簡単な手順の暗号です。 日常的に気軽に使うことができます。

社外秘を含む記事など、明らかに第三者に知られてはいけない内容をメールで送る場合、 PGPS/MIMEで強力に暗号化して送信するのが一般的ですが、 日常の細々とした内容までPGPやS/MIMEで暗号化する人は殆どいないでしょう。
PGPやS/MIMEは、強力に暗号化することができますが、証明書が必要だったり、 送受信両者に特別な手順が要求されるので、 「それほど重要でない」内容に使用するには煩雑すぎる場合があります。

しかし、そのような一つ一つが「それほど重要でない」内容でも、数多く蓄積して徹底的に解析すれば、 PGPやS/MIMEで暗号化して送るべき個人情報と同程度の重要性を獲得することがあります。
Gmailの衝撃以降、こうした情報をいかに取得するか(ユーザーが知らないうちに!)が、 フリーメールビジネスのコアとなっていると言ってもいいでしょう。

フリーメールを使う場合、日常的に暗号化を使用することが 安全性を高めるひとつのポイントです。

 

他のメールソフトで暗号化メールを受信した場合


Webメールなどの他のメールソフトで、 「プロセルピナ」から送信した部分暗号化したメールを受信した場合、 メッセージを「プロセルピナ」で暗号解除する必要があります。

(1) テキストフォームを開く

View部メインフォームから、  Shift + F2 キー で、テキストフォームを開きます。

(2) メッセージをコピー

部分暗号化された部分を含めて、メッセージ全体を (1)で開いたテキストフォームにコピーします。

(3) メッセージをデコード

テキストフォームのメニューから、 「Edit > 部分暗号化を解除(Decrypt)」 を選択して開いたフォームに、暗号鍵を設定して  OK ボタン を押すと、メッセージを解読します。

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