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不審サイトリスト(USL)の利用、及び作成



「不審サイトリスト」(USL)は、メールのフィルタリング(振り分け)で使用される、Webサイトのリストです。
「プロセルピナ」ではデフォルトの「不審サイトリスト」が用意されていますが、それとは別に、 各ユーザーで個別の「不審サイトリスト」を作成し、 それをメールのフィルタリングに使用することができます。

 
  デフォルトの「不審サイトリスト」は、「プロセルピナ」のインストール時に用意され、 その後は1日に2~3回の頻度で自動更新(ライブアップデート)されています (ライブアップデートは正規ユーザ機能)。
  このリストには約3000件の最新の不審サイトがリストアップされていますが、 そのリストではカバーしきれない不審サイトがある場合、 各ユーザーが個別に「不審サイトリスト」を作成し、 それをデフォルトの「不審サイトリスト」と併用してメールのフィルタリングを行うことができます。
   
   
  各ユーザーで作成した「不審サイトリスト」は、「プロセルピナ」の Shop Direct などの機能をして配信し、 他の「プロセルピナ」利用者と共有することができます。

「プロセルピナ」デフォルトの「不審サイトリスト」のライブアップデートは、 Shop Directのサイレントアップデート機能で行われています。

 



「不審サイトリスト」(USL) の作成手順

おおきく分けると、作成からフィルタリングまで 次の4ステップです。


Fig.1: Load the USL source.
  (1) 作成中の「不審サイトリスト」のソース(txtファイル)がある場合は、 View部にロードします (左のFig.1参照)

(2) 受信したジャンクメール(SPAM)から、「不審サイト」として登録したいURLを選択し、 登録します。

(3)不審サイトリスト」を保存します。txtファイルと zipファイルが作成されます。

(4) 作成した 「不審サイトリスト」(zipファイル) を使用して メールのフィルタリングを行います。 配信する場合は、この「不審サイトリスト」(zipファイル)を配信します。


 

1. 「不審サイトリスト」ソースファイルのロード


作成中の「不審サイトリスト」がある場合は、 「不審サイトリスト」のソースファイル(テキストファイル)を「プロセルピナ」のView部にロードし、 不審サイトはそこに追加登録します。
ロードはView部メインフォームのメニューから
  「Options > Untrusted Site List > Load Source」
を選択します (上記Fig.1の図参照)。

 

2. 不審サイトのURL登録


View部メッセージエリアに表示されているメールから、 URLの部分だけを選択(反転表示)し、 View部メインフォームのメニューから
  「Options > Untrusted Site List > Add Site」
を選択します。
URLの選択には [Shift]+[F1]キー を使用すると便利です。

URLの登録は、ホスト部分のみが短縮形式で行われます。 例えば、
  http://abc.example.com/elysion.cgi?user=abcdefg
を指定した場合は、 example.com が登録されます。
短縮形式が同じになるURLは登録済みとして扱われます。例えば、
  1.  http://defghijklmn.example.com/index.html
  2.  http://example.com/index.html
の短縮形式も example.com となるので、先の http://abc.example.com/elysion.cgi?user=abcdefg で example.com が登録済みの場合は、重複となるので登録されません。

URLのホスト名の部分の一部が省略される場合、省略されるのは最初のドットまでです (例外あり、詳しい短縮規則はAntiAdフィルタのファイル選択処理参照)。 次の A. と B. の短縮形は違ったものになるので、 両方を登録することができます。
  A.  http://aaa.bbb.example.co.jp/index.html    bbb.example.co_jp
  B.  http://bbb.example.co.jp/index.html    example.co_jp
ただしチェック処理では、「不審サイト」として登録されているホストの 配下にある全てのURLが「不審サイト」として判定されます。例えば、 example.co_jp が「不審サイト」として登録されている場合は、 bbb.example.co_jp の登録が無い場合でも、上記 A. のサイトは「不審サイト」として判定されます。

上記 A. のような不審なURLがあった場合に、 example.co_jp 配下の全てのURLを不審サイトとして登録したい場合は、登録時に手動でURLを
  http://example.co.jp/index.html
などに編集してからフォームの[OK]ボタンを押してください。

この処理でURLをUSLソースに登録しただけでは、メールのフィルタリングに影響はありません。 登録した内容でフィルタリングを行うには、 USL(不審サイトリスト、zip形式) を作成する必要があります。

 

3. 「不審サイトリスト」ソースファイルの保存、「不審サイトリスト」の作成


View部メインフォームのメニューから
  「Options > Untrusted Site List > Save Source」
を選択し、.txtファイルに保存します。
同時に.zipファイルが作成されます。 フィルタリングや配信に使用するのは.zipファイルです。

 

4. 「不審サイトリスト」でフィルタリング


フィルタリングは、 LoadUslAdditonalコマンド で「不審サイトリスト」をロードし、 UntrustedSiteコマンド で振り分け処理を行う順序になります。

LoadUslAdditonalコマンドでは ロードする不審サイトリスト(.zipファイル)をフルパスで指定します。
コマンドに指定するパラメータ文字列は "記号 で囲みますが、 \記号 (日本語環境では半角の¥記号) はエスケープする必要があるので \\ と記述することに注意してください。

ロードはフィルタリング開始時に1回だけ行えばよいので Initially { ~ } で囲まれた範囲内に記述します。


LoadUslAdditonalコマンドを Initially { ~ } で囲む

振り分けは、「UntrustedSiteコマンド」で行います。 LoadUslAdditonalコマンドでロードしたリストを対象に振り分けることを示すため、 "+a" のオプションを指定します。
"+a"オプションの指定がない無い場合、UntrustedSiteコマンドは LoadUslAdditonalコマンドでロードした不審サイトリストではなく、 「プロセルピナ」デフォルトの不審サイトリストを使用して振り分けます。

メールに不審サイトリストに登録したサイトのURLがあった場合に、 「アントラサイト」のフォルダに移動させる場合は、

  if UntrustedSite move dir="{{GTMAIL_HOME}}\\アントラサイト" +a  

のように記述します。

 F4 キーのデフォルトフィルタリングで、 この独自に作成した不審サイトリストを使ったフィルタリングを行うには、 DefaultFiltering.txt に、LoadUslAdditonalコマンド、UntrustedSiteコマンド を追加します。
追加例を、次に示します。


DefaultFiltering.txtに追加した例

 

Sample: 「不審サイトリスト」でメールにフラグを立てる


ロードした不審サイトリスト MyUSL.zip に登録のあるURLが出現しているメールにフラグを立てます。
「UntrustedSiteコマンド」で、 move の代わりに flag を指定しています。


メールにフラグを立てる

この場合でも、「LoadUslAdditonalコマンド」を Initially { ~ } で囲むのを忘れないようにします。
囲まれていない場合、毎回 「LoadUslAdditonalコマンド」が実行されてしまいます。 処理結果は変わりませんが、1000件メールがあると1000回のロードが行われることになり、 フィルタリング処理が遅くなります。

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