プロセルピナ
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Top > Mail > メール作成フォーム > Signature


  シグネチャコマンドの詳細


一般のメーラと同じように、「プロセルピナ」も 作成中のメール文章に シグネチャ(署名) として数行の決まり文句を入れる機能を持っています。
「プロセルピナ」のシグネチャは、 「シグネチャコマンド」 で拡張されていて、単純に文章を挿入するだけでなく、少し複雑な操作をさせることもできます。

 

シグネチャの使用


メール作成フォームの メッセージ編集エリアの現在位置に、 定義済みのシグネチャを挿入します。
[1][5]の5種類が定義できます。

メール作成フォームのメニューからは、 「Signature > Definition 1~5」 と操作します。
キーボードショートカットでは CTRL+1 から CTRL+5 で操作できます。
「送信内容」タブ[1][5]のボタンからでも同じ操作ができます。

このうち、定義[1]には ジャンクメール(SPAM)通報用のシグネチャが既に定義済みです (編集可、このシグネチャの使用については ISPにジャンクメール(SPAM)を通知する を参照して下さい)。


 

シグネチャコマンドの編集


定義済みのシグネチャを編集するには、 メール作成フォームのメニューから、 「Signature > Edit signature > Definition 1~5」 と操作します。


 

シグネチャコマンドの書式


最も簡単なシグネチャは、本文に挿入したい内容を単純に記述したものです。

---
John

Fig.1: 簡単な署名

シグネチャは、メッセージ編集エリアの現在位置に挿入されます。
これを、どの位置から操作されても 常に文末に挿入されるようにするには、
  #CMD.Bottom:
の「Bottomコマンド」を1行追加します。
上記Fig.1の例に、Bottomコマンドを追加したものが次のFig.2になります。

#CMD.Bottom:
---
John

Fig.2: 「Bottomコマンド」が追加された署名

「Bottomコマンド」と逆に、文章の最初に挿入する場合は、「Topコマンド」を使用します。
次のFig.3の例は、文章の先頭に「Hello,」と それに続く空白行の2行を挿入するものです。

#CMD.Top:
Hello,


Fig.3: Topコマンド

次のFig.4は、文章の先頭に「Hello,」と それに続く空白行の2行を、 文末に「---」と「John」の2行を 挿入する例です。
まず「Topコマンド」で文章の先頭に移動し、ここで「Writeコマンド」で最初の2行を出力しておきます。 その後で「Bottomコマンド」で文末に移動して2行出力します。

#CMD.Top:
Hello,

#CMD.Write:
#CMD.Bottom:
---
John

Fig.4: 文章の先頭と末尾に挿入

途中の「Writeコマンド」が無い場合、4行全てが文末に出力されてしまうことに注意してください。
Fig.2とFig.3のシグネチャ例では「Writeコマンド」がありませんでした。 これは、一番最後の「Writeコマンド」は省略できる規則になっているためです。
同じように、Fig.4の一番最後の「Writeコマンド」も省略されています。


 

Writeコマンドでの現在位置の移動


挿入位置は「Topコマンド」、「Bottomコマンド」で移動させることができますが、 「Writeコマンド」での書き込みだけでは、変化することはありません。
次の例(Fig.5)では、文章の先頭行は「3rd Line」になります。

#CMD.Top:
Hello,

#CMD.Write:
3rd Line
4th Line

Fig.5: Writeコマンドにcaret指定なし

このFig.5のシグネチャを実行すると、文章は次の4行で開始されるものになります。

3rd Line
4th Line
Hello,


Fig.6: Fig.5の実行

これは、4行目の「Writeコマンド」で 一度は先頭に「Hello,」と空白の2行が記述されますが、 文末の省略された(暗黙の)「Writeコマンド」で、更にその位置(つまり先頭)に 「3rd Line」と「4th Line」の行が挿入される為です。
挿入した文章の末尾に現在位置を移動させるには、「Writeコマンド」にcaretオプションを指定します。
書式は、
  #CMD.Write:   caret=end
になります。
Fig.5のシグネチャの「#CMD.Write:」を「#CMD.Write: caret=end」に書き直して実行すると、 文章の最初の4行はFig.7のような順番で開始されるものになります。

Hello,

3rd Line
4th Line

Fig.7: 「caret=end」を指定した場合の実行


 

Includeコマンド


「Includeコマンド」で外部のテキストファイルを取り込むことができます。 を取り込まれるテキストファイルの先頭行には「UTF-8」や「Shift_JIS」などの 文字コードが記述されている必要があります。
次のFig.8は、取り込まれるファイルの例です。 先頭の1行は文字コードの指定行なので、 取り込まれるのは「日本語のコメント」の1行だけになります。

Shift_JIS
日本語のコメント

Fig.8: 取り込まれるテキストファイル

「Includeコマンド」の書式は、
  #CMD.Include: file="filename" (option)
になります。
取り込み位置の最後に現在位置を移動させる場合は、optionに caret=end を指定します。

次のFig.9の例では、文章末尾にファイル C:\Mails\sig.txt の内容を取り込み、 その後に「---」と「John」の2行を追加しています。

#CMD.Bottom:
#CMD.Include: file="C:\\Mails\\sig.txt" caret=end
---
John

Fig.9: 「Includeコマンド」


 

Pasteコマンド


「Pasteコマンド」でクリップボードにコピーしておいた内容を取り込むことができます。

書式は、
  #CMD.Paste: (option)
になります。
取り込み位置の最後に現在位置を移動させる場合は、optionに caret=end を指定します。

次の例では、末尾にクリップボードの内容を取り込み、 その後に「---」と「John」の2行を追加しています。

#CMD.Bottom:
#CMD.Paste: caret=end
---
John

Fig.10: 「Pasteコマンド」


 

IncludeHeaderコマンド


返信でメールを作成している場合は、 「IncludeHeaderコマンド」で元メールのメールヘッダを取り込むことができます。
返信時にメールヘッダを確認する習慣がある場合など、 ヘッダ参照を行う際に指定しておくと便利なコマンドです。

書式は、
  #CMD.Include:   header=all   (option)
になります。
取り込み位置の最後に現在位置を移動させる場合は、optionに caret=end を指定します。

次の例では、作成文章の先頭位置に元メールのヘッダを取り込み、 その後にクリップボードの内容を取り込んでいます。

#CMD.Top:
#CMD.Include: header=all caret=end
#CMD.Paste:

Fig.11: 「IncludeHeaderコマンド」


 

Mail.Toコマンド


「Mail.Toコマンド」で、シグネチャからメールの宛先を指定することができます。 空白を指定することで、メールの宛先をクリアすることができます。

受信したメールに「返信」でメールを作成する場合でも、 宛先を変更(またはクリア)したい場合に指定しておくと便利なコマンドです。

特定の宛先専用のシグネチャを用意している場合に、このコマンドで宛先を指定しておくと、「シグネチャ間違い」のミスを減らすことができます。
プライベート専用の「ちょっと遊んだ」シグネチャを持っているなどの場合に、 このコマンドで「シグネチャに対応した宛先」を指定しておけば、「シグネチャ間違い」を起こすことがありません。

書式は、
  #CMD.Mail.To:   (destination)
になります。
宛先をクリアしたい場合は destination を省略します。 指定する場合はメールアドレスを指定します。

次のシグネチャ例を実行すると、メールの宛先に MyHoney@secret.example.com を指定し、 文末にテキストファイル C:\hiddenDoor\affair\SecretFromMyWife.txt の内容を取り込みます。

#CMD.Mail.To: MyHoney@secret.example.com
#CMD.Bottom:
#CMD.Include: file="C:\\hiddenDoor\\affair\\SecretFromMyWife.txt"

Fig.12: 「Mail.Toコマンド」で宛先設定


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